演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

エポエチン ベータ ペゴルはdb/dbマウスの鉄代謝を亢進するとともに酸化ストレスを低減する

演題番号 : O-0955

野口 真理子:1、佐々木 雄亮:1、手塚 有佳里:1、倉澤 光江:1、福村 淳子:1、萬 啓悟:1、下中 靖:1

1:中外製薬株式会社 育薬研究部

 

【目的】エポエチン ベータ ペゴル(C.E.R.A.)投与後の鉄代謝と酸化ストレスの関連性を検討した。
【方法】雄性11週齢のdb/dbマウスにIron-Dextran (0.5 mg/head, Fe0.5群)またはVehicle (Fe0群)を尾静脈内投与した5日後にC.E.R.A. (10 μg/kg)またはVehicleを尾静脈内投与し、ヘモグロビン(Hb)、血清ヘプシジン、血清d-ROMs (酸化ストレスマーカー)および肝臓内鉄含有量を測定した。
【結果】鉄負荷5日後のFe0.5群はFe0群と比較してd-ROMsと肝臓内鉄含有量が高値を示した。C.E.R.A.投与8日後の測定では、Vehicle群と比較してC.E.R.A.投与によりFe0群、Fe0.5群共にHbが高値を示した一方で、ヘプシジン、肝臓内鉄含有量は低値を示し、さらにFe0.5群ではd-ROMsが低値を示した。
【結論】C.E.R.A.は肝臓内貯蔵鉄を造血へ引き出して減少させ、鉄負荷時に上昇した酸化ストレスが低下した。C.E.R.A.による貧血治療に伴う鉄代謝亢進により組織障害の低減や予後改善の可能性が期待される。

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