演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

シナカルセト長期投与(24ケ月)による二次性副甲状腺機能亢進症改善が腎性貧血に及ぼす効果についての検討

演題番号 : O-0948

脇川 健:1、藤田 淳也:1、西平 綾子:1

1:堺温心会病院 血液浄化療法部

 

【目的】シナカルセト長期投与による二次性副甲状腺機能亢進症(2HPT)改善が腎性貧血に及ぼす効果を検討した。
【方法】血液透析患者13名を対象に、シナカルセト服用24ケ月後の血清iPTH値により反応群(iPTH≦240pg/ml)と低反応群(iPTH>240pg/ml)に群別し、Hb、フェリチン、CRP、ダルベポエチン(DA)使用量の推移を24ケ月まで比較した。
【結果】反応群8名では、iPTHは服用前383.1±137.4pg/dlから12ヵ月後144.2±75.9pg/dl(p=0.0047)に有意に低下した。DA使用量は26.9±11.9μg/wから24ヶ月後17.5±7.2μg/w(p=0.034)に有意に低下したが、Hbは11.2±0.58g/dlから11.1±1.17g/dlと推移した。フェリチンは53.0±57.0ng/dlから12ヶ月後34.9±41ng/dlに低下傾向を示したが、CRPに変化を認めなかった。低反応群5名ではiPTHは425.3±65.7pg/dlから24ヶ月後313.5±75.5pg/dl(p=0.023)に低下したが、Hb、DA使用量、フェリチン、CRPに変化を認めなかった。
【結論】シナカルセトは2HPT改善により腎性貧血を改善する可能性が考えられた。

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