演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

腎移植後の二次性副甲状腺機能亢進症に対するシナカルセト使用による眼瞼浮腫の一例

演題番号 : O-0947

大串 勇気:1、沖野 一晃:1、向井 清孝:1、正島 季代:1、松井 祐樹:1、渥美 浩克:1、足立 浩樹:1、奥山 宏:1、山谷 秀喜:1、横山 仁:1

1:金沢医科大学 腎臓内科

 

【症例】59歳女性。慢性糸球体腎炎による腎不全のため30歳時に血液透析導入。透析合併症として二次性副甲状腺機能亢進症(HPT)を指摘されビタミンDパルス療法でコントロールされていた。56歳時に献腎移植を施行された。血清i-PTH181pg/ml、血清補正Ca10.9mg/dLと高値が持続するためシナカルセトが投与された。投与後、血清i-PTH46pg/ml、血清補正Ca9.9mg/dLと改善を認めたが眼瞼周囲の腫脹を認めシナカルセトによる眼瞼浮腫を疑い中止したところ改善を認めた。しかし血清i-PTH116pg/ml、血清補正Ca10.9mg/dLと上昇を認めたため投与を再開したところ再度、眼瞼浮腫が出現した。
【結語】腎移植後の持続するHPT、高Ca血症に対してシナカルセトの投与は有効であったが眼瞼浮腫といった比較的稀な副作用を示した貴重な一例と考えられ報告する。

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