演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

シナカルセット投与時間とI-PTHの変化

演題番号 : O-0946

喜田 亜矢:1、喜田 智幸:1、坂井 瑠実:1

1:本山坂井瑠実クリニック

 

透析患者におけるシナカルセットの投与の機会は多い。しかし用法容量は一日一回投与となっているだけで定めはない。胃腸障害を訴える症例もあることから夕食後もしくは寝る前投与という場合もある。多くの施設では透析治療は午前、午後、準夜というように開始時間はいろいろであり、在宅血液透析患者のように日によって開始時間が定まらない場合もある。通常I-PTHは他の検査と同じく透析開始前に測定するので、シナカルセットの投与からI-PTHの測定までの時間は一定でない。また8時間余りで効果がなくなると言われる当該薬剤を投与時間に関係なく評価してよいのか、一回投与で十分の効果が得られるのかも検証してみた。
副甲状腺機能亢進症で当該薬剤を使用している症例のI-PTHの日内変動は思いのほか大きく、一例は60~440 pg/ml、もう一例は274~777 pg/mlであった。240pg/mlという目標I-PTHはどの時点での値を言うのかも定かではない。また同じ投与量を複数回に分けた方がI-PTH抑制効果は優れているといえる。症例を通して効果ある投与方法を考察してみた。

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