演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

シナカルセト3ヶ月間の中止後再開するも効果なくPTxに至った1例

演題番号 : O-0945

三木 優子:1、藤原 木綿子:2、児島 康行:1、辻本 吉広:2、森本 章:3、田原 英樹:4、田畑 勉:2

1:蒼龍会井上病院 泌尿器科、2:蒼龍会井上病院 内科、3:蒼龍会井上病院 放射線科、4:大阪市立大学大学院医学研究科 代謝内分泌病態内科学

 

【症例】63歳女性.慢性糸球体腎炎にて腎不全に陥り1978年に血液透析導入.SHPTに対し2003年よりシナカルセト(以後CH)25mgの治験を開始した.開始時副甲状腺は最大経21mm,体積600mm2,iPTH610pg/mLであったが、投与後から9年間iPTH≦180pg/mL,補正Ca10.0,P4.8 と良好なコントロールを得ていた.しかし2012年7月にMRSA脳膿瘍を発症しCH投与を中止,3ヶ月後に病状回復しフェニトイン100mgを処方追加された.この時iPTH660 pg/mLと高値でありCH25mgを再開したがiPTHは上昇し緩やかにCa値低下を認めた.CHの増量と活性型ビタミンD投与後も効果なく,iPTH1500pg/mL,補正Ca7.7,IP5.6となり2013年9月にPTx施行.副甲状腺は4腺で最大経18mm,体積670mm2であった.【考察】CHにより9年間良好なコントロールを得ていたにも関わらず,中止再開後に無効となった症例を経験した.フェニトインとの相互作用,低カルシウム血症による影響が考えられた.

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