演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

5年間のシナカルセト塩酸塩による骨密度変化の検討

演題番号 : O-0943

内田 満美子:1、野村 幸範:1、沖崎 絵衣:1、阪 聡:1

1:阪クリニック 内科

 

【目的】5年間のシナカルセト塩酸塩(CH)内服が骨密度(BMD)に及ぼす影響を検討した。
【方法】対象は血液透析(HD)患者69名。5年間のCH内服HD患者(C)群32例(男性(M)22,女性(F)10)と非内服HD患者(nonC) 群 37例(M25,F12)の撓骨遠位端1/3でのBMD、iPTH、オステオカルシン(OC)、血清Ca、P、ALPを後ろ向きに検討した。
【結果】年齢は平均61.7歳でM、F共にC群とnonC群間で有意差無し。HD歴は平均11.0年(C群12.6年;nonC群8.9年)でM、F共にC群とnonC群間で有意差無し、CH平均内服期間(月)はM58.0、F62.3で有意差無し。C群でM、F共にiPTHは有意(p<0.05)に抑制されたが、OCに有意差は無し。nonC群ではiPTH、OCに有意な変化を認めなった。前→後のBMD(g/cm2)は:C群 M 0.67→0.65;F 0.55→0.53;nonC群 M 0.72→0.72;F 0.51→0.50でありC群 MのBMDのみがnonC群 Mより有意(p<0.05)に減少していた。
【結論】5年間のCH投与によりiPTHはCKD-MBDガイドライン基準値へ抑制できたが、閉経後骨粗鬆症の影響のないC群MでBMD低下を改善できなかった。

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