演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

治療抵抗性の腎移植後副甲状腺機能亢進症と骨粗鬆症に対してデノスマブを使用した一例

演題番号 : O-0940

井芹 健:1、和田 幸寛:1、吉武 理:2、冨田 瑛子:1、柴田 恵子:1、斎藤 友宏:1、荒井 典子:1、溝渕 正英:1、村上 雅彦:2、柴田 孝則:1

1:昭和大学医学部 内科学講座腎臓内科学部門、2:昭和大学医学部 外科学講座消化器一般外科学部門

 

【症例】60歳代男性。1973年に血液透析導入。2006年に生体腎移植を施行した。この間に続発性副甲状腺機能亢進症 (SHPT) に対し副甲状腺摘出術・左前腕自家移植を施行している。腎移植後もSHPT持続し、頻回に副甲状腺インターベンションを施行したが、SHPT管理に難渋し、赤血球造血刺激因子製剤 (ESA) 抵抗性貧血も認めていた。2013年11月、Hb 5.7g/dl, sCr 2.8 mg/dl, 補正Ca 9.5 mg/dl, P 3.6 mg/dl, i-PTH 640 pg/mlにて当科入院し、DEXAで著明な骨密度低下も見られた。SHPTによるESA抵抗性貧血と重度の骨粗鬆症と診断し、第1病日に輸血し、第10病日にデノスマブ (60 mg)を投与した。第14病日から低Ca血症を認めたが、カルシトリオール 1μg/日などを開始し、第25病日に退院となった。【考察】本例は、デノスマブ使用後に十分量のビタミンD製剤の使用が可能となった貴重な症例と考え報告する。

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