演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

副甲状腺摘除術後透析患者の骨粗鬆症に対しテリパラチドを投与し、低カルシウム血症を呈した1例

演題番号 : O-0938

渡邉 隆:1、石川 恒夫:1、河邉 千恵:2、江村 宗郎:3、川崎 忠行:3

1:前田記念腎研究所茂原クリニック 内科、2:前田記念腎研究所茂原クリニック 看護部、3:前田記念腎研究所茂原クリニック 臨床工学部

 

【症例】68才、女性。1981年妊娠中毒症。1982年血液透析(HD)導入。2003年二次性副甲状腺機能亢進症に対し副甲状腺摘除術(PTx) 、自家移植術施行。2003年右外果骨折、2005年左第5趾骨折。腰椎骨密度YAM 65%・大腿骨62%。骨粗鬆症の診断にて2013年11月テリパラチド20μg/日皮下投与開始。投与前補正カルシウム(Ca) 8.3mg/dl、リン5.0mg/dl, intact PTH 8pg/ml。投与後Ca値は低下し、炭酸Ca・ビタミンD製剤の増量、テリパラチド休薬で対応。補正Caは投与後3週で6.7mg/dlとなったが、徐々に正常化。
【まとめ】PTx後HD患者における骨粗鬆症の治療に関しては、不十分なエビデンス情報しか得られていないが、テリパラチドは骨形成促進作用があり、アダイナミックボーンへの効果が期待されている。副作用として高Ca血症が知られているが、本症例より、低Ca血症をきたす可能性も示唆され、投与の際に注意が必要と考えられた。

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