演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者に対する大腿骨頚部骨折手術症例の検討

演題番号 : O-0936

塩野 寛大:1、村上 元昭:1、山本 精三:1、喜多島 出:2、弘田 裕:2

1:虎の門病院 整形外科、2:虎の門病院分院

 

【目的】血液透析患者の大腿骨頚部骨折の術後成績を検討し問題点を調査すること。【方法】2010年4月から2013年9月までに行った大腿骨頚部骨折手術179例中、血液透析患者27例の術後成績、周術期合併症などを調査した。【結果】男性15例、女性12例。平均年齢72.0歳。内側15例、転子部12例。人工骨頭14例、骨接合術13例。平均透析歴12.7年(1-34年)。平均経過観察期間は14.7か月。術後合併症は、大転子骨折1例、脱臼1例、皮下血腫1例、肺炎3例、消化管出血2例、敗血症1例、DVT1例。退院時T字杖自立は12例(44.4%)、20例は自宅退院し、9例は転院した。経過観察中の死亡4例。最終観察時23例中12例は、術前よりも歩行能力が低下した。【考察】早期死亡例や合併症を認めた症例があったが、骨折を契機に透析患者の生命予後は悪化するといわれており、歩行能力の低下予防のためにも早期離床を目指した手術加療が望ましいと考える。危険性を十分説明した上で、積極的に手術を行っていくべきであると考えた。

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