演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

維持透析患者の骨折と生命予後の検討

演題番号 : O-0935

住田 鋼一:1、塚原 珠里:1、笠原 優人:1、山口 通雅:1、原田 幸児:1

1:音羽病院 腎臓内科・リウマチ科

 

【背景】透析患者の骨折リスクは健常人と比較して高く、骨折後の生命予後も悪い事が知られている。【目的】維持透析患者の骨折と生命予後との関連を検討する。【対象と方法】対象は、2009年1月から2013年9月までに骨折のため当院に入院した維持透析患者66例である。対象の生命予後と臨床パラメータとの関連を検討した。【結果】骨折部位としては、大腿骨頚部骨折など転倒に起因するものが34例(51.5%)と多く、椎体骨折患者は、全例自宅退院する事ができなかった。骨折患者の30日生存率は98.5%で、6ヵ月生存率は91.9%であった。死亡した患者は、生存患者よりも高齢であり(p = 0.0470)、透析中の血圧低下の合併率(p = 0.0005)、血清P(p = 0.0226)、およびCRP(p = 0.0085)が高く、さらに血清アルブミン値が低い事が示された(p = 0.0343)。【まとめ】骨折透析患者の生命予後を規定する要因は、一般的な透析患者と同様である事が示された。骨折は、状態が悪い透析患者の死亡誘因になっている可能性があるため、生命予後の改善に骨折予防が重要と考えられる。

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