演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者の大腿骨近位部骨折について

演題番号 : O-0933

安藝 昇太:1、内田 真梨子:1、中村 真理子:1、菊池 寛昭:1、山村 知里:1、平澤 卓:1、青柳 誠:1、田中 啓之:1、田村 禎一:1、岸 洋一:1

1:横須賀共済病院 腎センター

 

【目的】大腿骨近位部骨折を来した患者背景と予後について検討した.【方法】2009年1月1日から2013年12月31日の間に当院で大腿骨近位部骨折の入院管理を行った患者55名を対象とした. 性別、年齢、透析歴、原疾患、骨折契機、入院日数、退院経過について調べた.【結果】55名のうち男性19名、女性36名と女性に多く、平均年齢76.0歳、透析歴7.9年、原疾患のうち糖尿病性腎症が23名と最も多かった. 発症数を月別にみると1月、3月、12月の順に多くみられた. 曜日別では週初回透析日の翌日に最も多く発症していた. 平均入院日数41日、自宅退院33名、転院20名、死亡退院2名であった.【考察】日本における透析患者数の高齢化・糖尿病罹患率の高さを考慮すると、今後も大腿骨骨折患者数の増加が予想される. 寒冷季節や週初めの透析翌日に骨折が増加する原因として、着衣が多かったり、体重が少なく血行動態が不安定など転倒のリスクが高いことが考えられ、転倒のリスクについて関心を高めることが重要である.

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