演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

副甲状腺全摘出術後,10年以上経過した例の経時的骨密度変化の検討

演題番号 : O-0931

山口 聡:1、徳光 正行:1、増井 則昭:1、金子 茂男:1、石田 裕則:1、小山内 裕昭:2

1:(医)仁友会北彩都病院 泌尿器科、2:北海道社会事業協会富良野病院 泌尿器科

 

【目的】腎性副甲状腺機能亢進症に対する副甲状腺全摘出術(PTX)後,骨密度は大幅に改善すると考えられている.われわれは,PTX後10年以上経過した例の経時的骨密度変化を検討したので報告する.
【方法】対象は22例(男性13例,女性9例),透析期間;29年7か月,PTX後;15年5か月(平均)であった.PTX後の予後として,移植腺再発は5例,死亡(他因死)4例であった.PTX前後,経時的に骨密度測定を行い(DEXA,2-3回/年),骨密度変化を検討した.
【結果】骨密度変化率(%/年)は,PTX前では,腰椎-8.1%,大腿骨-7.1%,前腕骨-9.0%と減少したが,PTX2年後までに,腰椎+13.4%,大腿骨+13.7%,前腕骨+6.7%と急増した.その後,骨密度変化は安定し,10年までは,腰椎-0.2%,大腿骨-0.3%,前腕骨-1.1%,10年以降は,腰椎-0.3%,大腿骨-1.5%,前腕骨-0.5%と微減にとどまった.
【結論】PTX後2年間で骨密度は著明に改善していたが,その後は概ね安定した.10年以降,骨密度は微減していたが,生理的な骨密度の減少より緩徐な変化と考えられた.

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