演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者における変形性膝関節症の現状と成因

演題番号 : O-0930

臼井 直人:1、上畑 昭美:2、土屋 貴彦:2、垣上 翔:1、小島 啓:3、斎藤 明義:3

1:嬉泉病院 リハビリテーション科、2:嬉泉病院 内科、3:駿河台日本大学病院 整形外科

 

【目的】透析患者における変形性膝関節症(膝OA )の現状と成因を明らかにする。
【方法】対象は透析患者151名(67.4±9.8歳、男93名女58名)。膝OA診断基準はKellgren Lawrence分類2度以上とし、患者背景、intact PTH(PTH)、大腿骨骨密度、下肢骨格筋量(LM)、糖尿病(DM)との関連を検討した。
【結果】膝OA有病率は全体の56.3%(男60.2%女50.0%)であった。膝OA群では有意に高BMI、高DM罹患率を示し、女性では膝OA群で有意に高年齢、高BMI、低LMを、男性では膝OA群で有意に高PTH、高DM罹患率を示した。多重ロジスティック回帰分析では、全対象者及び男性では糖尿病(オッズ比:全3.5男2.7)、女性では高年齢(オッズ比1.1)、高BMI(オッズ比1.5)が膝OAの独立した危険因子であった。
【考察】膝OA罹患率は一般に女性が男性の2~4倍とされているが、透析患者では男性の罹患率が極めて高く、背景として糖尿病、二次性副甲状腺機能亢進症の関与が示唆された。
【結論】膝OAは糖尿病腎症患者に極めて頻度の高い合併症と認識すべきである。

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