演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

糖尿病透析患者の動脈硬化に及ぼす因子について

演題番号 : O-0899

寺尾 聖也:1、谷垣 恵美:1、柳瀬 晃大:1、鎌田 祥平:1、山本 英則:1、前田 義章:1

1:前田クリニック

 

【はじめに】糖尿病透析患者(DM)は非糖尿病透析患者(NDM)に比し動脈硬化性変化が強く、心血管障害や末梢動脈血管障害による死亡率も高いと言われている。その原因として高血糖のみならず高血圧、脂質異常、肥満、高尿酸血症、喫煙などが考えられている。
【目的】DMについて動脈硬化進展に関与している可能性のある因子についてNDMと比較検討した。
【方法】セベラマー、利尿剤、尿酸合成阻害剤を投与されていない18名のDMおよび12名のNDMにつき検討した。2日間の非透析日の翌日の透析開始前の血清総コレステロール(TC)、尿酸、グリコアルブミン(GA)を測定し同時に血圧を測定した。TCについてはスタチン系薬剤非投与者で検討した。
【結果】DMではNDMに比し有意にGAが高値でTCの低値を認めた。平均血圧やBMI、尿酸値についてはNDMと有意差を認めなかった。
【結論】DMの動脈硬化症進展には高血糖のみならず低栄養によると思われる低コレステロール血症が関与していると考えられ血糖管理および十分な栄養摂取の重要性が示唆された。

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