口演
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維持透析患者におけるSense of Coherence (SOC)の実態~秋田県での横断調査より~ 演題番号 : O-0894 金野 裕介:1、能登 宏光:2 1:秋田泌尿器科クリニック 透析室、2:秋田泌尿器科クリニック 泌尿器科
【目的】維持透析患者において,ストレス対処力とされるSOCの実態を明らかにすることを目的とした.
【方法】維持透析患者1000名に無記名自記式調査票を配布し,回答が得られた447名(回収率44.7%)を対象とした.SOCは13項目5件法版SOC尺度を使用して測定した.SOC得点と年齢,性別,配偶者の有無,同居人数,仕事の有無,経済状況,透析歴,糖尿病の有無,体重増加率,健康度自己評価との関連を検討した. 【結果】対象者のSOC得点は43.9±8.5であった.透析歴10年未満の群と10年以上の群では,後者の方がSOC得点は高かった.また,経済状況が良いこと,健康度自己評価が良いことがSOC得点の高さと関連していた. 【まとめ】維持透析患者のSOCは,経済状況,透析歴,健康度自己評価により異なっていた.SOCを測定することによるストレス対処力の評価は,患者の特性に応じた透析生活支援をする上で有用な可能性がある. |
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