口演
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全自動タイプコンソールのトラブル経験と安全管理 演題番号 : O-0821 岡本 歌織:1、深田 和生:1、吉村 和修:2、近森 正昭:2 1:近森病院 臨床工学部、2:近森病院 透析科
【目的】
当院は全自動タイプコンソール(GC-110N×35、DCS-100NX×5)を導入して5年が経過し、ETや細菌検査値以外に洗浄消毒に関しても使用基準を設けている。今回、急遽全コンソールを生食に切換えて行った経験を踏まえ、安全管理について検討した。 【方法】 透析関連装置の洗浄消毒ができていなかったので、全台生食でプライミング、補液、返血を行い、特に問題なく終了した。 【結果】 2機種とも専用回路にリカバリー回路を装着することにより、短時間で容易に生食が使用できた。GC-110Nは全て従来のマニュアル操作であったが、DCS-100NXは設定変更により全ての補助機能が使用できた。 【考察】 自動機能に慣れ過ぎるとマニュアル操作での安全性が低下するので、透析液と生食どちらでも操作が同じであることが望ましい。また台数分の生食とリカバリー回路の備蓄も必要。 【まとめ】 操作の熟練や備品の備蓄は必要だが、日常使用は病院によって様々なので、洗浄消毒の条件、オーバーホールや実施後の使用、カプラ取扱いなどにおける基準も設けることを推奨する。 |
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