演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

カルニチンの透析性を検討した2症例

演題番号 : O-0816

坂口 智美:1、元木 康裕:1、津田 圭一:1、室市 秀久:1、山田 隆裕:1、上西 薫:1、玉井 龍輝:1、吉原 克則:1、相川 厚:2、酒井 謙:2

1:東邦大学医療センター大森病院 臨床工学部、2:東邦大学医療センター大森病院 医学部 腎臓学講座

 


【目的】末期腎不全のカルニチン代謝は、腎臓による合成の低下と透析による除去により規定される。今回、血液透析患者におけるカルニチンの透析性を検討した。
【方法】血液流量200ml/min、透析時間4時間、ダイアライザは症例1でPS-1.3M、症例2でFB-190Uβecoにて施行し採血と排液貯留を行った。評価項目は、血中・排液中のカルニチン、及び尿酸とした。
【結果】カルニチン除去率は症例1で72.7%、症例2で59.7%、尿酸除去率はそれぞれ71.2%、65.8%となり、カルニチンクリアランスはそれぞれ181ml/min、158ml/minであった。
【まとめ】カルニチンは症例2より症例1の方が透析前値が高く、除去率・クリアランス共に有意に高い値を示した。カルニチン除去率は、同じ小分子の尿酸除去率に等しいが、合成低下が基本病態にあり、透析患者では負のバランスとなり、補充がなければカルニチン低下症を招きやすい。

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