口演
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日機装社製PEPA膜の溶質除去性能及び吸着性能の評価 演題番号 : O-0814 増村 貴義:1、丸山 和葵:1、中村 啓章:1、清水 和明:1、中村 裕紀:2、牧野 靖:2、田村 克彦:2、長澤 正樹:2 1:篠ノ井総合病院 臨床工学科、2:篠ノ井総合病院 腎臓内科
【目的】
FLX-15GW(以下FLX)、BG-1.6PQ(以下BG)、APS-15SA(以下APS)の溶質除去性能、吸着性能の評価を行った。 【対象・方法】 維持透析患者6名を対象にFLX、BG、APSの3膜をクロスオーバにて使用した。条件は透析時間4時間、QB200ml/min、QD500ml/min、各種クリアランス(以下CL)、除去率、除去量、Alb漏出量、吸着の評価として吸着CLを算出し、電気泳動にて吸着バンドを評価。 【結果】 CLにおいて小分子ではAPSが他の2膜に対し高値を示す傾向があった。また除去率ではCr、β2-MG共にFLXに対しAPSで有意に高値、α1-MGではBGがFLXに対し有意に高値であった。Alb漏出量はFLX、BG、APSそれぞれ0.93、4.50、0.26g/sessionであった。電気泳動結果よりFLX、BGには異なる吸着バンドがあった。 【考察】 CL、除去率の結果から、FLX、BGはAPSと比較しブロードな除去特性を持つことが推察された。FLXとBGの蛋白吸着領域の違いは、膜構造の違いが影響していると考えられた。 |
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