演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

皮膚掻痒症に対するフィルトライザーNFの使用経験

演題番号 : O-0813

保木 宏文:1、中川 景太:1、濱田 龍一:1、山本 隼也:1、濱田 あすか:1、仙頭 正人:1、大田 和道:1

1:高知高須病院 臨床工学部

 

【はじめに】東レ社製フィルトライザーNF(以下NF)の掻痒症に対する症状改善効果について検討したので報告する.【方法】掻痒症状を有する維持透析患者2名を対象としPS系膜からNFへ変更した.使用期間は1ヶ月としVASスケール(10段階フェイススケール)を用いて症状改善効果および溶質除去性能の評価を行った.【結果】VASスケールは,症例1では10点から4点,症例2では9点から3点とNF変更後,双方に症状改善効果が認められた.また溶質除去性能はNF変更後,α1Mg除去率,Alb漏出量において高値を示した.CBCには変化が見られなかった.【考察】掻痒改善効果が得られたのはAlb領域の大分子量物質の除去,またはPMMA膜特有の吸着性能等によるものだと考えられる.しかし,Alb漏出量増大によると思われる血清Alb値の低下を来たしており,患者状態を考慮して使用する必要があると考えられる.【結語】NFは掻痒改善に有効であったが,血清Alb値の低下を来たした.

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