演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

高齢者におけるS型及び積層型透析器の有用物質の温存能

演題番号 : O-0812

堀 和芳:1、田所 杏奈:1、飯塚 智也:1、齋藤 友佑:1、木戸岡 智志:1、塩田 賢司:1、井上 雅裕:2

1:国保小見川総合病院 臨床工学科、2:国保小見川総合病院 内科

 


【目的】高齢透析患者に対し,高性能透析器を使用すると,栄養状態の低下がおこることは各種報告がある.今回,S型及び積層型透析器のアミノ酸他栄養関連物質の温存能を検証したので報告する
【方法】高齢維持透析患者6例.平均年齢80.8±3.1才.S型透析器(II型EVAL膜,III型PMMA膜と積層型をクロスオーバーにて使用し,透析前後の減少率の比較検討(1)小分子量物質の除去率(2)アミノ酸の減少率(3)レプチン及びビタミンCの減少率.
【結果】小分子,レプチン,ビタミンCの除去率に差は認められなかった.アミノ酸減少率は中央値にてEVAL>PMMA>積層の順で多く,筋肉由来アミノ酸はBCAAにてEVAL29.4%VS積層13.79%,グルタミン EVAL31.51%VS積層23.07%リジンEVAL33.48%VS積層24.20%といずれも積層型が有意(p<0.05)に温存された.
【結語】S型及び積層型透析器の有用物質温存能は,積層型が最もアミノ酸温存能の優れ,特に筋肉由来のアミノ酸の温存効果に対し優れている可能性があることが示唆された.

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