演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析時のカリウム(K)体内動態の検討

演題番号 : O-0811

大釜 健広:1、石丸 昌志:1、内野 順司:1、白井 厚治:1、正井 基之:1、吉田 豊彦:1、重松 隆:2

1:みはま病院 ME部、2:和歌山県立医科大学附属病院 腎臓内科

 

【背景】実測K除去量(実測K)と推定K除去量(推定K)の比較により、細胞内液への流入と除去を推測できると報告されている(田部井ら)。
【目的】HD時のKの体内動態を検討する。
【対象】同意の得られた維持HD症例16名
【方法】透析排液よりCSEM (Continus Syringe Extraction Method) IIを用い各時刻(透析開始2,3,3.5,4h)の実測K[((排液濃度-給液濃度)×総給液量)+(排液濃度×除水量)]を測定した。推定K式を除水量で補正した各時刻の推定K[(透析前K値-各時刻のK値)×各時刻体重×0.6]を求め、両法の差よりKの体内での動態を推測した。
【結果】2hは実測K<推定Kの症例が81%で、除去以外にKが細胞内液へ流入する可能性を認めた。3h以降は、実測K>推定K症例の割合が増加し(3h 56%,3.5h 60%,4h 66%)細胞内液からのK除去が増加する可能性を認めた。
【考察と結語】Kの体内動態はHD前半では代謝性アシドーシス補正が、後半ではK濃度勾配が影響する可能性がある。

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