演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

メシル酸ナファモスタット(NM)によりアナフィラキシーショックを呈した血液透析症例2例の報告

演題番号 : O-0802

楢山 佳祐:1、有澤 博明:1、松崎 智哉:2、坂 丈敏:3

1:(医)社団 北腎会 坂泌尿器科病院 診療部 臨床工学科、2:(医)社団 北腎会 坂泌尿器科病院 循環器科・麻酔科、3:(医)社団 北腎会 坂泌尿器科病院 泌尿器科

 

【症例1】56歳、男性。透析日前日に他院にてPCI施行。穿刺部位に血腫形成を認め、翌日NM使用し透析施行した。透析開始直後に掻痒感を訴え直ちにNM中止した。血圧低下も認め、生食補液、副腎皮質ステロイド投与し改善した。
【症例2】64歳、女性。透析日前日に他院にて白内障手術施行。翌日NM使用し透析施行した。透析開始20分後に胸部不快感、嘔気を訴え直ちにNM中止した。酸素投与、副腎皮質ステロイド投与も改善なく透析中止。翌日ヘパリンにて透析施行し問題なく終了した。
【考察】2症例とも過去にNM投与歴があり、NM特異的IgE抗体の測定結果は陽性であったことからNMによるアナフィラキシーショックと判断した。
【まとめ】NM使用時は早期に副作用の出現に対応出来るよう準備が必要であり、早期発見のためには事前の患者説明と前駆症状の観察が重要である。

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