演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

メシル酸ナファモスタットによるアレルギー反応を示した血液透析患者の一例

演題番号 : O-0801

巽 亮子:1、鈴木 大:1、後藤 巨木:1

1:東海大学医学部附属大磯病院 腎代謝内科

 

【はじめに】メシル酸ナファモスタット (nafamostat mesilate : NM)は出血傾向を有する患者や術後患者などの血液透析にヘパリンに代わる抗凝固薬として使用される。比較的安全性の高い薬剤とされるが、重篤なアレルギーの報告もある。今回、NMを用いた血液透析の際にアレルギー反応を示した症例を経験した。
【症例】64歳男性 糖尿病性腎症による慢性腎臓病にて血液透析を導入後、透析歴1年
【経過】眼底出血のため抗凝固剤をヘパリンからNMに変更した。この患者は以前にもNM使用歴があるが、アレルギー反応はなかった。変更後3週目の透析中に嘔気・嘔吐と血圧低下を認めた。著明な血中好酸球増多を認め、アレルギー反応が疑われたが、透析膜や他の薬剤に変更はなく、NMによるアレルギーが疑われた。MNの使用中止とステロイドの使用により症状は消失し、透析中の血圧も安定した。また、血中好酸球も減少した。
【まとめ】NM使用歴があり、使用開始後3週間で発症した、NMによると考えられるアレルギー反応を示した症例を経験したので報告する。

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