演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

測定方法によりHIT抗体結果の乖離を示したヘパリン起因性血小板減少症の一例

演題番号 : O-0800

松本 宙士:1、今田 崇裕:1、中野 力:1、上田 啓子:1、草部 牧子:1、染矢 和則:1、中東 三聖:1、菊池 早苗:1、前羽 宏史:1、吉賀 正亨:2、塚口 裕康:1、小宮山 豊:2、西川 光重:1、高橋 伯夫:2、塩島 一朗:1

1:関西医科大学附属枚方病院 第二内科、2:関西医科大学附属枚方病院 臨床検査医学

 

【症例】77歳女性。慢性心不全の急性増悪で入院。投薬治療に対し抵抗性を示し入院30~34病日までCHDFを施行。57病日より血小板数が低下し、入院時14.3万/μlから69病日に6.5万/dLまで低下。ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を疑いヘパリン使用を中止。検査センターでのラテックス凝集法ではHIT抗体は陰性であった。その後もカテーテル閉塞など臨床経過から強くHITを疑い院内でELISA法で測定した結果、HIT抗体陽性を示した。【考察】HIT抗体が保険収載され,HITの概念も広く普及されており今後HIT抗体の測定の機会が増加すると思われる。しかし複数のHIT抗体測定法があり、結果が乖離する例が報告されている。そのため結果が臨床的に合致しない場合は,可能であれば別の測定法でも測定し,臨床経過と併せてHITの診断を行う必要がある。

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