演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

長期間の腹膜透析後に他の腎代替療法に移行し、良好に経過している2症例の検討

演題番号 : O-0782

長谷川 廣文:1、熊井 紫乃:1、田村 瑠衣:1、宮地 佳世:1、古林 法大:1、住谷 昴一:1、坂口 美佳:1、田中 久夫:1、能勢 和宏:2、西岡 伯:2

1:近畿大学医学部堺病院 腎臓内科、2:近畿大学医学部堺病院 泌尿器科

 

【症例1】47歳女性,CGN由来のCRFでPD開始.PD歴7年でCAPD+HD併用療法に変更.PD全期間1.5%ブドウ糖液のみでPDを施行.腹膜炎歴無.最終FAST PET(D/Pcr0.39,glucose1208mg/dl),PD歴12年1ヵ月でCAPDカテーテルを抜去しHDに移行した.腹腔内洗浄無.抜去後からprednisolone20mg/日で投与開始,以後漸減し4年間で投与中止した.HD移行後4年10ヵ月現在EPSの合併症は認めず.
【症例2】63歳女性,CGN由来のCRFでPD開始.PD歴13年間は1.5%ブドウ糖液のみでPDを施行.腹膜炎歴無.PD歴18年で血液型不適合生体腎移植術を施行.CAPDカテーテルは腎移植時に抜去した.腹腔内洗浄無.最終FAST PET(D/Pcr0.56,glucose982mg/dl),腹膜病理所見では一部石灰化や硝子化を伴った線維性肥厚を認めるのみ.腎移植後免疫抑制剤,prednisolone併用にて2年10ヵ月現在EPSの合併症は認めず.
長期PD例での他の腎代替療法への移行に際してはステロイド投与も考慮すべきである.

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