演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

予後からみたPD/HD併用療法

演題番号 : O-0779

松尾 七重:1、丸山 之雄:1、中尾 正嗣:1、中田 泰之:1、小林 賛光:1、山本 泉:1、丹野 有道:1、大城戸 一郎:1、横山 啓太郎:1、横尾 隆:1

1:東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科

 

【目的】腹膜透析(PD)/血液透析(HD)併用療法は,PDとHDの長所を兼ね備えたmodalityと位置付けられ,日本ではPD患者の約2割を占めるまでに普及している.しかし,他のmodalityとの予後の比較は十分でない.
【方法】2006年12月から2009年12月の間に当院で透析導入された患者238人について,2013年6月現在の予後を調査.
【結果】HD firstは167人(平均年齢66歳,男性130人,糖尿病性腎症70人),PD firstは71人(平均年齢60歳,男性56人,糖尿病性腎症26人,25人が併用療法へ移行).観察期間中に64人が死亡し,死因は心血管疾患34%,感染33%,悪性腫瘍19%であった.PD/HD併用療法に移行するまでのPD期間は平均29ヶ月で,29ヶ月以上追跡されたHD first群,PD単独群と併用療法群の生命予後を比較したところ,3群間に有意差を認めなかった.
【考察】当院のPD/HD併用療法患者の予後は,平均50ヶ月の観察期間では他のmodalityと同等であり,残腎機能の低下したPD患者の次の治療の選択肢に成り得る.

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