演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

腹膜透析継続期間と関連する導入期の因子についての検討

演題番号 : O-0776

浜崎 敬文:1、花房 規男:1、石橋 由孝:2、野入 英世:1、南学 正臣:1

1:東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科、2:日本赤十字社医療センター 腎臓内科

 

【目的】中性液を用いた腹膜透析(PD)患者のPD継続期間と関連するPD導入期の因子について検討した。
【方法】当院でPDファーストで導入後、PD離脱が確認された患者68名を対象に、導入期のKt/Vや腹膜平衡試験を含む検査データ(PD導入から平均2.9ヶ月後に測定)と臨床データを後ろ向きに収集し解析した。
【結果】PD単独療法の平均継続期間は30.2ヶ月、PD+HD療法を含めた平均総PD継続期間は39.0ヶ月であった。25名(37%)がPD+HD療法を経てPDを離脱した。総PD継続期間と、BMI・血清β2ミクログロブリン(BMG)・腹膜平衡試験の結果であるD/P cre [4h]との間で有意な相関を認め、さらに多変量解析ではBMGとD/P cre [4h]が有意な因子として抽出された。導入から5年以内のPD離脱の有無と、導入期BMG値やD/P cre [4h]との関係をROC曲線で評価すると、AUCはそれぞれ0.75と0.60であった。
【結語】PD導入期のBMG値は、中性液を用いたPD患者のPD継続期間を予測する因子のひとつである可能性がある。

前へ戻る