演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者におけるテネリグリプチンによる抗動脈硬化作用の検討

演題番号 : O-0653

奥田 益司:1、杉山 宏:1、住吉 彰:1、佐藤 利行:2、野田 裕幸:2、生水 晃:3、尾本 政太郎:4、西川 光重:5、野村 昌作:6

1:明生記念病院 内科、2:明生病院 内科、3:済生会泉尾病院 内科、4:香ヶ丘有恵会病院 内科、5:関西医科大学 第二内科、6:関西医科大学 第一内科

 

【目的】透析実施中の糖尿病性腎症では、炎症や動脈硬化の進展が危惧される。インクレチン製剤であるテネグリプチンに注目し、各種バイオマーカーについて検討した。【方法】対象はテネグリプチン投与の透析患者38例。測定マーカーは、IL-6、RANTES、MCP-1、sE-selectin、VCAM-1、PDMP、PAI-1、CD40L、Adiponectin(ADP)。測定ポイントは、投与前、投与後1、3、6か月とした。【結果】IL-6、RANTES、PDMP、VCAM-1、CD40L、PAI-1は、投与前に比して投与後3か月で有意な低下を認めた。ADPは投与後3か月で有意な上昇が認められた。【結語】テネグリプチンは糖尿病合併の透析患者に対し、HbA1cの改善、抗炎症作用、血小板活性化の抑制、線溶促進効果及び血管内皮障害の改善作用が認められ、動脈硬化進展予防及び血管内皮保護作用を改善する可能性が示唆された。

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