演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

2型糖尿病合併血液透析患者におけるDPP-4阻害薬によるGIPへの影響と血糖変動について

演題番号 : O-0649

細島 康宏:1、石川 友美:1、飯野 則昭:1、佐藤 隆之:2、桑原 頌治:3、鈴木 芳樹:4、成田 一衛:1、斎藤 亮彦:3

1:新潟大学医歯学総合病院 血液浄化療法部(第2内科)、2:南部郷厚生病院、3:新潟大学機能分子医学講座、4:新潟大学保健管理センター

 

【目的】2型糖尿病合併血液透析患者における、DPP-4阻害薬の使用の有無によるGIPを中心としたホルモン動態と血糖変動への影響を明らかにする。
【方法】対象は17名で、9名はDPP-4阻害薬の単剤を3ヶ月以上使用している群、8名はインスリンを含めた抗糖尿病薬の使用がない群であった。総GIP、グルカゴンなどを血液透析の前後で測定し、比較検討した。
【結果】総GIPおよびグルカゴン値は透析前後で有意に低下した。DPP-4阻害薬の使用の有無による比較では、総GIP値の透析前後での低下量が使用群で有意に少なかった。さらに使用群でのみ、透析前から後の変動差が、総GIPと血糖値との間で有意に相関した(p=0.003、r=0.74)。
【結論】DPP-4阻害薬はGIPを介して維持血液透析患者の血糖変動に影響を及ぼす可能性が示唆された。今後は症例数を増やすととともに、活性型GIPも含めた検討が必要である。

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