口演
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クリオクリットの測定による血漿冷却濾過法施行時のクリオグロブリン除去に対する評価の試み 演題番号 : O-0632 中島 裕史:1、佐藤 幸博:1、道小島 明美:1、高野 知夫:1、皆川 宏行:1、星野 敏久:1、金子 修三:3、川瀬 友則:2、塚本 雄介:3 1:(医)板橋中央総合病院 臨床工学科、2:(医)板橋中央総合病院 腎不全外科、3:(医)板橋中央総合病院 腎臓内科
【目的】今回、混合性クリオグロブリン腎症患者に対し血漿冷却濾過法(以下CF)を施行した。その際に病因物質の除去に対する評価を試みた。
【方法】血漿成分分画器(以下PF)として川澄化学工業社製Evaflux-5Aを使用し、CFを行った。PFの前後より採取した血漿を、フィブリノーゲンを除去してから毛細管に移し、4℃に冷却して保管することでクリオグロブリンを沈降させ、クリオクリットの測定を行った。また、HCV-RNAなどの本症例における病因物質のふるい係数を測定した。 【結果】初回治療のPF前でのみ、毛細管にクリオグロブリンの沈降が認められた。HCV-RNAのふるい係数は0であった。 【まとめ】CFにおいてクリオグロブリンやHCVウイルスの除去が確認できた。 |
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