演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

ABO血液型不適合腎移植の術前DFPPによる抗血液型抗体除去の検討

演題番号 : O-0631

千葉 裕基:1、太田 稔:1、広瀬 貴行:2、佐々木 元:2、田邊 起:2、岩見 大基:2、森田 研:2

1:北海道大学病院 ME機器管理センター、2:北海道大学病院 泌尿器科

 

【背景・目的】ABO血液型不適合腎移植(不適合移植)における術前抗体除去法として、当院では二重濾過血漿交換(DFPP)と血漿交換を施行しており、DFPPの置換液量およびアルブミン濃度を独自の計算式を用いて算出している.その計算式の精度について検討した.【対象・方法】2006年から2013年までに実施された不適合移植21例を対象とした.術前にDFPP2回と血漿交換1回を施行し,初回DFPPのIgG除去率(予測値と実測値),血液凝固検査,アルブミン値の変化について検討した.【結果】IgG除去率は全例60%以上であったが,IgG除去率の予測値と実測値に相関を認めなかった.血液凝固検査ではPTとAPTTで測定値上限,フィブリノーゲンで測定値下限を越える症例を認め,アルブミン値は有意に上昇した.【結論】IgG除去率の予測値と実測値が大幅に乖離し,一部では著明な血液凝固検査異常を起こしていたため,DFPPによる適切な抗体除去が実施できるよう新たな処方量の計算式を検討する予定である.

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