演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

3ヶ月間の血液透析を離脱し得たステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の一例

演題番号 : O-0629

西澤 侑香:1、小野 真也:1、出路 奈緒子:2、森田 善方:2、金崎 雅美:1、荒木 久澄:1、一色 啓二:1、荒木 信一:1、宇津 貴:1、有村 哲朗:2、前川 聡:1

1:滋賀医科大学医学部附属病院 糖尿病・腎臓・神経内科、2:社会保険滋賀病院 腎センター

 

【症例】生来健康な43歳女性。無尿を来したネフローゼ症候群にて前医に入院し血液透析を導入された。腎生検にてMCNSと急性尿細管壊死(ATN)と診断しPSL開始(1mg/kg)するも無尿は8週間持続。当院で再生検を行いATNの回復期とFSGSを示唆する所見を得た。ATNに対し循環血漿量を保つべく体液量を調整し、FSGSに対し高容量PSLの継続と週2回のLDL吸着を施行。尿蛋白減少と共に尿量は増加し、血液透析は計3ヶ月で離脱できた。シクロスポリン(CyA)は腎血流に影響を与えるため透析離脱後、腎機能が落ち着いた後に併用開始。不完全寛解I型まで改善を認めた。
【考察】腎血流低下を来さぬよう体液量の調整やCyA投与のタイミングを考慮し、LDL吸着を選択したことで良好な治療経過が得られたと考える。

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