演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血漿交換療法におけるテタニー予防のための至適カルシウム投与量の検討

演題番号 : O-0602

金崎 雅美:1、一色 啓二:1、川添 智道:1、宗村 万里子:1、武田 尚子:1、岩井 環:1、小野 真也:1、岩佐 文代:1、辻井 靖子:1、瀬戸 淳子:1、和田 直美:1、中川 健二:1、佐藤 美也子:1、吉田 めぐみ:1、中川 文博:1、宇津 貴:1

1:滋賀医科大学医学部附属病院 血液浄化部

 

【目的】血漿交換療法(PE)の合併症であるテタニーは、新鮮凍結血漿(FFP)に含まれるクエン酸が血中Ca2+をキレートすることに起因する。テタニー予防のためにCa製剤の持続投与が行われるが、その至適投与量は定まっていない。
【方法】PE開始時からグルコン酸Ca(カルチコールR)をFFP100mlあたり1.5ml(Caとして11.8mg)持続投与し、血清Caおよびイオン化Ca濃度の変化を5症例のべ25回の治療で検討した。
【結果】血清Ca濃度は全治療経過で経時的に上昇し終了時は10.8±0.73mg/dlとなったが、イオン化Ca濃度は治療中および後においても正常範囲内に保たれていた。全症例でテタニーは認めなかった。
【考察】血清Ca濃度ではPE中の低Ca血症を評価できない。安定したイオン化Ca濃度維持にはFFP100ml あたりグルコン酸Ca1.5mlの持続投与が有用である。

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