演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

腎移植における血漿交換療法の有害事象

演題番号 : O-0600

齋藤 満:1、佐藤 滋:1、小林 浩悦:1、伊藤 由乃:1、羽渕 友則:1

1:秋田大学医学部附属病院 血液浄化療法部

 

【緒言】免疫学的ハイリスク腎移植では脱感作療法として血漿交換療法(PE)を行うが有害事象(AE)が発生し易い。
【対象と方法】2005年4月以降、当院で生体腎移植療法を受けた免疫学的ハイリスクレシピエント47例に対し術前に58回(うちHDと並列が6回)、抗体関連型拒絶反応(AMR)の治療目的に14回、計72回のPEを対象とした。導入免疫抑制薬はFK506、MMF、PSL、バシリキシマブの4剤併用とし、術前1-3週前にリツキサンを200 mg/bodyを使用した。術前に3-4回の抗体除去療法(DFPP 2-3回、PE 1-2回)を施行。AMR時はPP + low dose IVIG + PSL pulse therapy ± DSG投与とした。
【結果】AE発現率は83%(48/58)で、掻痒感53%(31/58)、しびれ53%(31/58)、膨疹28%(16/58)、悪寒21%(12/58)、嘔気・嘔吐17%(10/58)、呼吸困難5%(3/58)、血圧低下3%(2/58)で、重篤なものはなかった。腎移植後の症例やHDと並列でPEを施行した症例で、AEは軽減している印象であった。
【結語】移植腎や血液透析はPE時のAE発生を軽減させる可能性がある。

前へ戻る