演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

ABO血液型不適合腎移植における抗血液型抗体除去アフェレーシスの検討

演題番号 : O-0599

香野 日高:1、中川 健:1、森田 伸也:1、水野 隆一:1、大家 基嗣:1

1:慶應義塾大学 泌尿器科

 

【目的】ABO血液型不適合腎移植では術前にアフェレーシスを施行して抗血液型抗体価を十分に低下させる必要がある。今回、抗体価の低下効率に関係する因子について検討した。【方法】ABO不適合腎移植術前の14人(平均51.6才)、計40回のアフェレーシス前後で抗血液型抗体価(IgG、IgM)の測定を行った。血漿分離にはPlasmafloOP-05W(旭化成メディカル社製)を用いた。アフェレーシス後の抗体価低下率について、アフェレーシス時間、血流量、置換液量、血漿分離速度で比較した。【結果】IgGが1/8に低下した群(7例)は、1/4群(22例)および1/2群(11例)と比較してアフェレーシス時間が長く(311分、234分、215分)、血漿分離速度は遅く(9.1ml/min、15.5ml/min、16.1ml/min)、いずれも有意差を認めた(p<0.05)。IgMでは有意差を認めなかった。【まとめ】血漿分離速度を遅くしてアフェレーシスに時間をかけることで抗血液型IgG抗体価を効率よく低下できる可能性が示唆された。

前へ戻る