演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

維持血液透析患者に発症した恥骨骨髄炎の一例

演題番号 : O-0578

国府田 恵:1、海老原 至:1、佐藤 ちひろ:1、片山 泰輔:1、大久保 裕希:1、郡司 真誠:1、山下 文男:2、野村 真船:3

1:水戸済生会総合病院 腎臓内科、2:水戸済生会総合病院 循環器内科、3:水戸済生会総合病院 整形外科

 

【症例】66歳男性【既往歴】2007年3月糖尿病性腎症末期腎臓病に対して血液透析を導入。2008年1月CABGを施行。【現病歴】2010年3月に急性冠症候群で心臓カテーテル検査を施行。同日から発熱が出現、MRSA菌血症に対してVCM投与を開始。その後8月頃から両大腿前面・両鼡径部の圧痛・自発痛が出現、膿尿からMRSAが検出。腰部単純CT検査で恥骨の骨融解像を認め恥骨骨髄炎+膀胱内穿破と診断。両大腿前面・両鼡径部の圧痛・自発痛は放散痛と考えた。その後、恥骨腐骨除去+抗生剤含有人工骨埋込を施行、症状は軽快し現在も維持血液透析を施行している。【考察】恥骨骨髄炎は血行感染による骨髄炎の中で1%以下と稀であるといわれている。内転筋を酷使するスポーツ選手に多く若年層での報告がみられる一方、恥骨周辺の手術後や外傷が原因の恥骨骨髄炎は高齢層でみられる。本症例の心臓カテーテル後の恥骨骨髄炎の報告はされず、考察を交えて報告する。

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