演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

化膿性脊椎炎を発症した維持血液透析症例の臨床的検討

演題番号 : O-0575

羽鳥 将史:1、大河原 晋:1、宮澤 晴久:1、伊藤 聖学:1、植田 裕一郎:1、賀来 佳男:1、平井 啓之:1、星野 太郎:1、森 穂波:1、吉田 泉:1、田部井 薫:1

1:自治医科大学附属さいたま医療センター 腎臓科

 

【目的】化膿性脊椎炎を発症したHD症例の臨床的背景を明らかにすること。
【対象と方法】2005年~2013年に化膿性脊椎炎にて当院で入院加療を施行したHD症例14名(男性10名、女性4名、平均年齢 63.4±11.6歳)を対象とし、基礎疾患、発症背景、起因菌、治療法、予後を後ろ向きに検討した。
【結果】(1)アクセス形態は内シャント11例、人工血管2例、長期留置カテーテル1例であり、人工血管の2例は穿刺部感染を伴っていた。腰部手術の既往は3例に認めた。(2)DM合併は7例に、脳および心血管疾患の合併は10例に認めた。(3)起因菌としてブドウ球菌群を6例に認めた。(4)外科的治療は3例で選択され、他は保存的に治療された。(5)11例で軽快を、3例(感染性心内膜炎、急性心筋梗塞症、心不全が1例ずつ)で死亡を認めた。
【まとめ】HD症例の化膿性脊椎炎は、DMや動脈硬化性疾患の背景のもと、ブドウ球菌群などの感染により惹起される頻度が高いと考えられた。

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