演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者の手根管症候群における術後長期成績

演題番号 : O-0570

吉田 綾:1、奥津 一郎:2、浜中 一輝:2

1:取手医師会病院 整形外科、2:おくつ整形外科クリニック

 

はじめに:われわれは透析患者の手根管症候群に対して1986年よりUSE systemを用いた鏡視下手根管開放術を行っている。初回術後もアミロイドが継続して沈着し再発するため長期管理が重要である。
方法:初回術後10年以上追跡できた264手の術前・術後のしびれ,痛覚・触覚障害,徒手筋力テスト(MMT)による短母指外転筋筋力,知覚/運動神経遠位潜時(DSL/DML),再発時2回目以降の手術の有無を調査した。
結果:手術時平均年齢52歳,平均透析期間17年,術前しびれ97%、痛覚障害74%、触覚障害78%、術前MMT[0~3]:41%、DSL異常77%、DML異常91%であった。術後しびれ消失96%,平均63日;痛覚正常化97%,平均8週;触覚正常化96%,平均11週;術前MMT[0~3]から術後[5]へ改善79%,平均245日;DSL改善93%,平均460週;DML改善97%,平均497週であった。うち再手術(鏡視下神経剥離術)を76手,術後平均11年で行った。更に再再発に対し21手で浅指屈筋腱切除術を初回手術後平均13年で行った。
結論:生涯に複数回の手術操作を必要とする可能性があるため各手術は低侵襲手術が望ましい。

前へ戻る