演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

ABI・TBI検査の有用性と末梢動脈疾患と冠動脈疾患の関係

演題番号 : O-0508

吉澤 亮:1、大和田 滋:1、福田 正浩:2、前波 輝彦:1

1:あさおクリニック 内科、2:菊名記念病院 循環器内科

 

【目的】末梢動脈疾患(PAD) を認める透析患者は,冠動脈疾患(CAD)を多く合併する.当院血液透析(HD)患者におけるABI,TBIによるPAD発見の有用性と,PAD患者のCAD有病率を明らかにする.
【方法】2006年~2013年まで当院の全HD患者を対象にABI,TBIを6ヶ月毎に測定,下肢動脈造影で有意狭窄を認めた患者については,CAD合併も調査.下肢インターベンション(IVR)を施行患者の,過去のABI,TBIを再検討した.
【結果】ABI 1.15±0.14,TBI 0.74±0.58(n=253)であった.そのうち40例(15.8%)が下肢動脈造影検査で有意狭窄を認め,27例にIVRが施行. PAD40例中36例(90%)にCADが認められ,全例の14.2%を占めた.IVR施行27例の直前ABI<1.0は92.6%,TBI<0.6は91.7%,1年半前はそれぞれ52.9%,62.5%であった.
【考察】透析患者におけるABI,TBIの測定はPADのスクリーニング検査に有用と考えられる。またTBIはABIよりもPADの早期発見につながる可能性があると思われた.

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