演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

たんぱく質摂取量とリン(P)摂取量が腎不全ラットの栄養状態および血管石灰化に与える差別的効果に関する検討

演題番号 : O-0483

山田 俊輔:1、辰元 為仁:2、徳本 正憲:1、大星 博明:1、鶴屋 和彦:3、北園 孝成:2

1:福岡歯科大学 内科学分野、2:九州大学 病態機能内科学、3:九州大学 包括的腎不全治療学

 

【目的】腎不全におけるたんぱく質摂取量とP摂取量の差別的効果を動物実験で明らかにすること
【方法】SDラットを1) CNT:P 1.2%、蛋白19%、2) U-HN:P 1.2%、蛋白19%、3) U-HL:P 1.2%、蛋白9.5%、4) U-LN:P 0.3%、蛋白19%、5) U-LL:P 0.3%、蛋白9.5%の5群(n=6~8)に分けて6週間飼育し、栄養状態および血管石灰化に対するたんぱく質摂取量とリン摂取量の影響を分離して観察した。U群の餌には0.3%アデニンを添加した。
【結果】CNTを除く4群の腎不全の程度はほぼ同等であった。U-HN、U-HL、U-LLは体重、尿中Cr排泄量、血清アルブミンがCNTと比べて低下した。U-HNとU-HLは高P血症と血管石灰化を認め、U-HLでより高度であった。CNT、U-LL、U-LNはいずれも高P血症と血管石灰化を合併しなかった。
【結論】腎不全ラットにおけるたんぱく質制限は、栄養障害を促進するとともに高P血症の存在下では血管石灰化を増悪させる可能性がある。

前へ戻る