演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

長時間頻回透析における透析後血清P値と骨密度変化率の検討

演題番号 : O-0392

千葉 尚市:1、北野 一郎:1

1:腎友会 岩見沢クリニック

 

【目的】当院では長時間頻回透析を行っているが、週20時間前後での透析時間において、透析中の低P血症が骨に与える影響は定かではない。そこで、透析中の低P血症と骨密度減少率とに関連があるかを明らかにする。
【研究デザイン】過去起点コホート研究
【対象】当院にて2012年11月と2013年11月において骨密度を測定できた103例。
【方法】透析後血清P値を2mg/dl未満のA群55例、2mg/dl以上のB群48例の2群に分け、それぞれの1年間の骨密度変化率を比較検討した。骨密度はDXA法にて橈骨遠位端1/3を測定した。
【結果】A群は透析後血清P値は1.51±0.23mg/dlで、B群は2.45±0.71mg/dlであり統計学的有意差を持ってA群が低値であった。両者で年齢、週あたり透析時間、BAP、TRACP-5b、i-PTH、透析前Ca値では統計学的有意差は認めなかった。年間骨密度減少率はA群は-2.31%、B群は-0.93%であり、A群の方が骨密度変化率は悪かったが、統計学的有意差は認めなかった(P=0.18)。
【結論】長時間頻回透析において透析中の低P血症は骨密度変化率と関連は認めなかった。

前へ戻る