演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

当院における透析時間延長の試み

演題番号 : O-0389

藤岡 和子:1、國光 佑輔:1、土肥 俊一郎:1、前田 篤宏:2

1:土肥病院 臨床工学科、2:前田病院

 

【目的】長期血液透析患者の合併症は透析不足が関与し、長時間透析により症状や生命予後が改善される報告が散見する。今回当院で透析時間延長した患者の臨床像変化を検討したので報告する。
【方法】2011年3月以降に5時間透析を導入した患者8名(時間延長経過期間1.2±0.5年、平均年齢62.4±10.3歳、平均透析歴11.3±9.7年)のQB、膜面積、Kt/V、DW、Alb、Hb、フェリチン、Ca、P、intact-PTH、CTR、体重増加率、透析前収縮期血圧(HD前SBP)、週辺りのESA製剤使用量、降圧剤数等の推移を延長施行前後で比較し統計処理にて検討した。
【結果】時間延長によりKt/V1.3→1.7、P6.6→4.8(mg/dl)、HD前SBP157→140.4(mmHg)、降圧剤数3.8→1.9(錠)に有意差を認め、他項目は有意差ないもESA使用量約2000単位減少、DW約3kg増加、CTR約2%減少した。
【考察】透析時間の影響が大きいとされるPや中分子量の尿毒素の除去量増加により全身状態や貧血の改善が期待され、降圧剤数、ESA製剤の減少につながったと考えられた。
【まとめ】透析時間延長によりP・血圧・腎性貧血の管理を容易にした。

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