口演
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オンラインHDFにおけるRLS症状改善に対する有効性の検討 演題番号 : O-0354 鶴田 みどり:1、新倉 友視:1、内田 弘美:1、川北 充浩:1、清野 貴義:1、柳澤 進一:1、佐藤 直幸:1、小沢 尚:1 1:小平北口クリニック
【目的】
オンラインHDFによる効率変化と臨床症状改善効果との関連性を溶質除去性能の観点から検討した。 【症例】 1.透析歴10年4ヵ月、年齢69歳、女性、原疾患不明、自宅や透析中にRLS症状の強い患者。 2.透析歴6年1ヵ月、年齢68歳、女性、原疾患糖尿病性腎症、4時間透析も困難なRLS症状出現する症例。 【方法】 RLS症状の強い症例2例にQB、膜面積(ニプロ社製MFXシリーズ)、置換液量を変化させ、BUN、β2-MG、α1-MGの除去率(Ht補正)、ALB漏出量、CSと、IRLSを用いて評価した。 【結果】 α1-MG除去率とIRLS値の相関がみられ、除去率上昇と供に症状の改善が顕著にみられた。 α1-MG除去率30~40%で、ALB漏出量は、3~6gであったが血中ALB値やや低値となった。 【考察】 α1-MG除去率が、症状改善の目安に出来る事が示唆された。30~40%の除去率を目安とすると顕著に改善がみられると思われる。しかし、ALB値が低値になる事は今後の課題である。 【結論】 α1-MGの除去率は、RLS症状改善の目安となり得る。 |
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