演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

肺結核症治療中にAKIを合併し血液透析を導入した1例

演題番号 : O-0172

木村 敏樹:1、重本 絵美:1、白崎 有正:1

1:一宮市立市民病院 腎臓内科

 

【症例】64歳男性。2013年6月、肺結核症の診断にて当院呼吸器内科へ紹介入院。INH、RFP、EB、PZAにて治療開始。7月下旬頃より腎障害、Cre 2.16mg/dl出現あり、抗結核薬中止。薬剤性腎障害疑いにて腎臓内科へ紹介あり、Cre 7.8mg/dl、BUN85.6mg/dl、尿蛋白1+、尿潜血3+とAKI発症あり、透析カテーテルにてHD導入した。MPOANCA 115.1EU、尿中β2MG 2247μg/l、尿中NAG35.2μg/lと上昇あり、尿細管間質性腎炎、薬剤性ANCA関連血管炎を考慮し、プレドニゾロン30mgの内服にて治療開始した。DLSTはRFPのみ陽性。ステロイド治療後、MPOANCA値は低下、9月下旬には透析は一端離脱したが、10月初旬に尿路感染症、敗血症となり死亡した。【考察】抗結核薬投与中のAKIの原因としては急性間質性腎炎が多く、ANCA関連血管炎は比較的まれである。肺結核症治療中のAKIに対して血管炎も考慮し治療に苦慮した症例を経験したので文献学的考察を加え報告する。

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