演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

急性腎不全、高度肝障害と血小板減少を呈した重症レプトスピラ症の1例

演題番号 : O-0153

田中 景子:1、田邊 克幸:1、西井 尚子:1、瀧上 慶一:3、大西 章史:1、寺見 直人:1、山成 俊夫:2、中山 和典:1、綿谷 博雪:1、井上 淳子:1、益田 加奈:1、杉山 斉:2、槇野 博史:1

1:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科学、2:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 慢性腎臓病対策腎不全治療学、3:津山中央病院 腎臓内科

 

レプトスピラ症は急性腎不全を引き起こす細菌感染症として知られているが、本邦での報告は少なく、診断に難渋することがある。今回、我々は急性腎不全、肝障害、血小板減少を呈し、治療により腎機能の回復を認めた重症例を経験したため報告する。症例は63歳男性。38℃台の発熱が持続し、全身状態悪化のため入院した。WBC 26700/μl、CRP 46.3mg/dl、PCT 95.1ng/mlとともに乏尿を伴う腎不全(Cr 6.4mg/dl)、高度肝障害(T-bil 7.3mg/dl)と血小板減少を合併していた。血液濾過透析を開始し、起炎菌不明のままMEPM+VCMを投与したところ、治療に反応して腎不全と肝障害の改善を認め透析を離脱した。CRPとCr高値が遷延し、腎生検とGaシンチにて間質性腎炎の持続を認めたためPSL投与を開始して腎機能は正常化した。ペア血清によりレストスピラ症と診断した。

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