演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

悪性高血圧から急性腎障害をきたした神経線維腫症1型の一例

演題番号 : O-0151

吉田 好徳:1、丸山 高史:1、阿部 雅紀:1、小林 伸一郎:1、森内 正理:1、岡田 一義:1、相馬 正義:1

1:日本大学医学部 腎臓高血圧内分泌内科

 

【症例】40歳,男性.
【現病歴】平成25年7月健診で血圧214/135mmHg,Cr 1.4mg/dlと高血圧,腎障害を指摘.ARB処方されるも血圧低下せず,8月Cr 11.1mg/dlと増悪を認め,当院紹介受診.
【入院後経過】胸背部,四肢にcafe au-lait spot,神経線維腫を認め,神経線維腫症1型と診断.補液,フロセミド静注にても乏尿持続し,第2病日HD導入した.232/151mmHgと著明な高血圧を認め,ニトログリセリン, CCB点滴にて降圧.両側腎動脈狭窄を疑い,ARB内服は中止.Captopril負荷MAGシンチでは両腎とも血流低下パターンを示した.末梢の腎血管狭窄を疑い,保存的加療を継続した.第9病日CCB,βブロッカー内服に変更し,徐々に降圧を図った.第38病日には尿量増加を認め,Cr値も低下し,第48病日にHD離脱した.
【結語】神経線維腫症1型と褐色細胞腫の合併は一般発生率に比しやや高頻度とされるが,腎動脈狭窄合併は稀である。今回,腎動脈狭窄による悪性高血圧から急性腎障害をきたし,HD導入となるも保存的加療でHD離脱した一例を経験し,報告する.

前へ戻る