演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者の心機能に対するレボカルニチンの効果

演題番号 : O-0094

齋藤 朋子:1、樋口 輝美:2、堀田 直:1、水野 真理:2、山崎 俊男:2、大川 恵里奈:2、黒岩 奈美:1、瀬戸口 晴美:3、安藤 英之:4

1:敬愛病院 臨床検査科、2:敬愛病院 腎臓内科、3:敬愛病院 透析センター、4:敬愛病院 循環器内科

 

目的:透析患者へのレボカルニチン(LC)の心機能に対する効果を検討する。対象:内服患者群113名と非内服群40名。方法:内服群はLCを20mg/kg/日とし、心機能の評価は、心エコー検査とNT-proBNPを試験開始前、開始3、6ヶ月後に測定した。結果:非内服群の心エコー検査は、試験開始前後で有意な差は認めなかった。内服群は、LVDdは有意な差は認めず、拡張障害の指標であるE/A、E/e’も有意な差は認めなかったが、EFとLVMIは開始3、6ヶ月後で有意な改善を認めた。また左室肥大(LVH)の有無で検討した所、LVHありの群のEFは開始前が58.0±6.5%から6ヶ月後で60.5±6.8%と有意な改善を認め、LVMIも開始前が132.2±20.9 g/m2から6ヶ月後で110.8±22.3 g/m2と有意に低下したが、LVHなしの患者群では、EF、LVMIの改善は認めなかった。一方、NT-proBNPは両群で有意な差は認めなかった。結論:LCは透析患者の心機能の改善効果を認め、LCへの反応群はLVHを有する患者群であった。

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