演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

心不全に対する経皮的冠動脈形成術とレボカルニチン併用療法の検討

演題番号 : O-0092

武内 操:1、町田 博文:1、清原 実千代:1、文野 美希:2、木下 修隆:2、武内 秀之:1

1:武内病院 内科、2:武内病院 泌尿器科

 

【目的】心不全に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)とレボカルニチン静注投与の併用療法による心機能の改善を検討する。
【方法】対象はPCIを受けた心不全症例6例で、レボカルニチン静注1000mgを透析後24週投与し、その前後の心機能を比較検討した。2症例においては臨床経過を脂肪酸代謝心筋シンチグラフィ(BMIPP)から検討した。
【結果】レボカルニチン投与前の遊離カルニチン濃度は22.5μmol/L、投与24週後267.0μmol/Lに達した。レボカルニチン投与前後でBNP1363→702pg/ml、CTR55.7→52.0%、EF0.41→0.43と心機能の改善を認めた。糖尿病性腎症症例(RCA#2にPCI)ではBMIPP心筋シンチでwash outの改善なく、慢性腎炎症例(LAD#9)では心筋全体のBMIPPの取り込みが改善した。
【考察】透析患者の心不全に対しては、冠動脈病変の評価が必要であるが、責任冠動脈のみでは説明のつかない心機能低下症例の中には、レボカルニチン静注が有効な症例もある。

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