演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

当院における血液透析施行中の前立腺癌患者の臨床的特徴

演題番号 : O-0061

磯野 誠:1、佐藤 全伯:1、辻田 裕二郎:1、黒田 健司:1、朝隈 純一:1、堀口 明男:1、瀬口 健至:1、伊藤 敬一:1、浅野 友彦:1

1:防衛医科大学校泌尿器科

 

【目的】当院で治療を行った血液透析中の前立腺癌患者の臨床的特徴を検討した.【方法】2003年4月から2013年3月に,血液透析中かつ前立腺癌と診断された患者を対象に,年齢,前立腺特異抗原(PSA)値,診断契機,臨床病期,治療内容,予後を検討した.【結果】前立腺癌と診断された患者は10名であった. 診断時の年齢は66-83歳 (中央値 80歳),PSA値は10.2-100 ng/mL (中央値 14.1 ng/mL),全例でPSA高値が発見契機であった. 臨床病期はT2 6例,T3 2例,T4 2例で,D’Amicoリスク分類では高リスク6例,中リスク4例であった. 2例に転移を認めた. 治療は,放射線療法3例,内分泌療法6例,高密度焦点式超音波療法1例であった。8-128ヶ月(中央値 54ヶ月)の観察期間での全生存率は60%であった.【考察】当院においては低リスク患者が存在せず,原因の一つに診断の遅れが考えられた. 透析患者においても定期的にPSA値を測定し,前立腺癌の早期発見に努める必要性があると考えられた.

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