演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者における分子標的治療薬の使用経験

演題番号 : O-0060

澁谷 忠正:1、成松 隆弘:1、山崎 六志:1、平井 健一:1、秦 聡孝:1、森 健一:1、住野 泰弘:1、佐藤 文憲:1、三股 浩光:1

1:大分大学医学部附属病院 腎臓外科・泌尿器科

 

進行性腎細胞癌に対する分子標的治療は発展をとげているが、透析患者における分子標的薬治療の報告は少ない。当院ではこれまでに進行性腎細胞癌を有する透析患者3例に対して分子標的薬を使用した。使用した分子標的薬はソラフェニブ、スニチニブ、エベロリムス、アキシチニブでソラフェニブは400mg/dayに、スニチニブは25mg/dayに減量し2週間内服・1週間休薬を1コースとして、エベロリムスは5mg/dayに減量し非透析日の内服で、アキシチニブは6mg/dayより開始することで内服継続が可能であった。奏功期間はソラフェニブ投与例では6か月、スニチニブ投与例では4か月、エベロリムス投与例では5か月であった(アキシチニブは投与期間が短いため効果判定できていない)。特記すべき有害事象はスニチニブでGrade3の血小板減少、エベロリムスでGrade4のGOT上昇を認め、減量や中止が必要であった。透析患者においての至適投与量や投与期間については明確ではなく、個々に応じて柔軟に対応する必要がある。

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